アフリカ北東部スーダンで15日に始まった軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘は、国連職員を含めてこれまでに少なくとも民間人59人が死亡しました。目撃者によりますと、軍は首都ハルツームにあるRSFの拠点を空爆し、大半の施設を破壊することに成功しました。
スーダンでは2019年にバシル長期独裁政権が崩壊し、21年に軍がクーデターで実権を掌握しました。民政移管に向けた協議が続いていましたが、RSFの軍への統合を巡り双方が対立して緊張が高まっていました。
国連によりますと、両者は現地時間の16日午後4時から3時間戦闘を停止することで合意しましたが、衝突は続きました。
軍が包囲したハルツームの国際空港にはRSFのメンバーが残っていますが、大きな被害を避けるため軍は攻撃を控えているといいます。
地元医師団体は、少なくとも56人の民間人が死亡し、戦闘員を含む595人が負傷したと発表しました。
世界食糧計画(WFP)は、北ダルフールで職員が戦闘に巻き込まれて3人が死亡したとし、スーダンでの活動を一時停止すると発表しました。
軍は、RSFが解散しない限り交渉に応じないと表明しています。
米国、中国、ロシア、エジプト、サウジアラビア、国連安全保障理事会、欧州連合(EU)、アフリカ連合は即時の戦闘停止を訴えました。(ロイター)
