式典では、ASEAN=東南アジア諸国連合の外相らが立ち会う中、スウェーデン、ポーランド、ルーマニア、リトアニアの4か国によるTACへの加盟文書の署名式が行われました。

また、海洋安全保障と海洋協力の強化をテーマとする討論会で、ベトナム代表団は、主権の尊重、武力行使の禁止、紛争の平和的解決といった、長年にわたりその有効性が実証されてきたTACの基本原則は、陸上だけでなく、海洋や地域を結ぶ海域における国家間関係を支える基盤でもあると強調しました。

さらに、ベトナムは、国際法、とりわけ1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)の尊重をはじめとする海洋安全保障に関するASEANの原則と立場を改めて示しました。また、海上行動宣言(DOC)の着実な履行や、実効性のある海上行動規範(COC)の策定に向けた交渉の推進は、TACの原則を海洋安全保障と海洋協力に関する取り組みへと具体化するものだと指摘しました。

ベトナム代表団は、TACの協力精神こそが、より広範な地域安全保障の枠組みを築く礎であり、「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」を支える基盤でもあると強調しました。

そのうえで、TACの締約国に対し、戦略的信頼を具体的な協力へと結びつけ、地域の平和と安定、そして共通の繁栄の実現に向けて共に行動するよう呼びかけました。