新未来党nの党首(写真: bangkokpost)
タイの野党、新未来党は、ことし3月に行われた民政復帰に向けた選挙で軍政からの脱却などを掲げて若者を中心に支持を集め、第3党に躍進しました。しかし選挙後、タイの選挙管理委員会は、党首のタナトーン氏(40)が、候補者には禁じられているメディア会社の株式を所有していたなどと裁判所に申し立てていました。

タナトーン氏は立候補の時点では、すでに母親に株式を譲渡していたと説明していましたが、タイの憲法裁判所は、株式を譲渡したことは届けられていなかったなどとして、タナトーン氏の議員資格を剥奪する判決を言い渡しました。タイの議会下院の勢力は、5年前のクーデターを率いたプラユット首相が所属する党を中心とする与党側が、新未来党などの野党側をわずかに上っています。

判決後タナトーン氏は「党への影響はない」と述べ、今後も党首にとどまり党勢の拡大に向け活動に意欲を示しました。タナトーン氏は、選挙期間中からソーシャルメディアを使って若者を中心に支持を集めていて、判決を受け、「この国に正義はない」などといった意見が投稿されるなど反発が広がっています。