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王女の擁立をめぐっては、国王が「不適切」などと批判する声明を出し、タイ政府も国王の考えに沿う判断を示した形です。
来月24日に行われるタイの総選挙をめぐっては、クーデターで政権を追われたタクシン派の政党が、国王の姉にあたるウボンラット王女を首相候補として擁立しましたが、国王が「非常に不適切だ」などと批判する声明を発表し、タクシン派の政党は擁立を取りやめる考えを示していました。
タイの選挙管理委員会は11日、45の政党から申請された合わせて69人の首相候補者を承認しましたが、この中に王女は含まれていませんでした。
選挙管理委員会は「王室は、政治に中立であるべきという原則がある」などとする声明を発表し、タイ政府として正式に国王の考えに沿う判断を示しました。
今回の総選挙では、5年前のクーデターを主導した当時の陸軍司令官のプラユット暫定首相が軍が設立した政党の首相候補となり、軍主導の政治体制の維持を目指しています。
一方、王女の擁立といういわば、奇策が失敗に終わったタクシン派の政党は、今後、厳しい状況に追い込まれることになりました。

