インラック女史の支持者  (写真: AP)

タイで反政府デモを続けるステープ元副首相率いる反タクシン元首相派組織PDRC=人民民主改革委員会は8日、「新政権」樹立を目指して9日に行動を開始する方針を明らかにしました。タクシン派は断固反対する構えで、混乱が広がりそうです。

PDRC報道官は取材に対し、憲法裁判所の違憲判決でインラック首相が失職したのを受け、「正統性のある政府は存在しない。9日に『人民政府』の任命に向けた最初の措置を取る」と語りました。

PDRCは9日にバンコクで大規模デモの開催を予定しています。ステープ氏は先に、インラック氏が失職した場合、PDRCが独自に新首相を指名し、閣僚名簿をプミポン国王に提出し承認を求める考えを示していました。

これに対し、タクシン派組織UDD=反独裁民主統一戦線は、反政府陣営による新政権樹立は違法であり「拒否する」との立場です。UDDは10日にバンコク郊外で大規模集会を開くことにしています。