タイのクーデターで全権を掌握した国家平和秩序維持評議会(議長・プラユット陸軍司令官)は24日、クーデター後も存続するとしていた上院の機能を停止したと発表しました。

クーデターに反発するデモ(写真:Congly.com.vn)
反タクシン元首相派が過半数を占める上院を停止することで、クーデターに反発するタクシン派に一定の配慮を示したものとみられます。2006年9月のクーデターでは直後に上下両院が停止されました。
今回は下院が解散した中でクーデターが決行され、上院は存続していました。一部民選の上院を通じて暫定政権を発足させ、クーデターによる独裁色を薄めるとの観 測もありましたが、軍は政府や議会の機能をすべて代行する意思を示したといえます。
同評議会は、タクシン元首相派の政治家や反政府デモ隊幹部ら 155人に対し、24日午後4時までに出頭するように命じましたが、約30人が応じていません。また、新たにタクシン元首相派の政治家ら 35人にも出頭を命じています。
同評議会は、出頭を拒否した人を逮捕し、2年間の禁錮刑か4万バーツ(約12万5000円)の罰金刑を科す方針を示してい ます。
