(産経) 昨年5月にクーデターが起きたタイの暫定議会で9日、インラック前首相の弾劾手続きが始まりました。在任中にコメ買い上げ制度をめぐり国に多額の損失を与えた疑いをかけられていますが、同氏は徹底抗戦する方針です。
弾劾が可決された場合、政治活動が5年間禁止され、民政移管に向け2016年にも予定される総選挙に出馬できなくなります。戒厳令で抑え込まれた国内の政治対立が再燃する恐れがあります。弾劾には全220議席の5分の3以上の賛成が必要で、早ければ今月下旬に結論が出るとみられます。
弾劾手続きを求めた国家汚職追放委員会によりますと、インラック政権はコメ買い上げ制度を導入し市場価格を上回る水準で買い取りましたが、多くが売れ残りました。コメの輸出不振などで損失が出ることを認識しながら、是正措置を怠ったと指摘しています。
