タイのワンムハマドノー下院議長は16日、記者団に対し、延期されていた首相指名選挙を22日に実施する方針を示しました。5月の下院総選挙で第2党となったタクシン元首相派「タイ貢献党」は不動産開発大手の元最高経営責任者セター氏を擁立する見込みですが、選出に必要な上下両院の過半数の支持を得られるかどうかは不透明です。
5月の総選挙で第1党となった革新系「前進党」はピター党首の首相選出に失敗しました。憲法裁判所はピター氏を巡り、国会が首相候補資格を認めなかったことが違憲だとする訴えについて、受理しないと判断しました。憲法裁はピター氏本人が訴える必要があるとしました。これにより前進党政権誕生の可能性がなくなりました。
これを受けて貢献党は前進党への支持を撤回します。貢献党は議会の保守派、親軍勢力からの支持を取り付けるため積極的に働きかけています。
貢献党の複数の当局者は、前進党の支持がなくてもセター氏が首相に選出されることを確信していると話しています。(ロイター)
