(NHK)タイではことし2月に議会選挙が行われましたが、インラック首相の退陣などを求める反政府デモ隊の妨害で投票が中止となる選挙区が相次ぎ、憲法裁判所はことし3月、選挙を無効とする判断を示しました。



2月2日に行われたタイ議会選挙のある投票所(写真:Kienthuc.net)

これを受けて、タイの選挙管理委員会は新たな選挙の日程について検討を進め、4月30日行った政府側との協議で、ことし7月20日にやり直しの選挙を実施する方針を固めました。ただ、現在もバンコク中心部で抗議行動を続けている反政府デモ隊は、選挙よりも政治改革が先だとして反発を続けており、近く大規模な抗議行動を行う方針です。

インラック首相としては、早期にやり直しの選挙を行って政権の出直しを図りたい考えですが、首相を巡っては、コメ農家の支援制度に絡み国に多額の損失をもた らしたとして職務停止となるおそれや、3年前の政府機関の人事を巡る裁判で失職する可能性が指摘されていて、タイの政治的な混乱はさらに長期化する事態が 懸念されています。