13日、ロケットランチャーを担ぐタリバンの戦闘員=AFP/TTXVN |
アフガニスタンの旧支配勢力タリバンは13日、東部ロガール州の州都プリアラムを制圧しました。同市は首都カブールからわずか50キロの場所にあり、首都への経路を事実上確保した形です。タリバンは支配地域を急速に拡大していますが、アメリカ国防総省はカブールに「差し迫った脅威」はないとの見解を示しました。
地元議員はAFPに「タリバンは完全に(プリアラムを)掌握しました。今は戦闘が起きていません。当局者の大半はカブールに避難した」と語りました。20年にわたりアフガニスタン駐留を続けてきたアメリカ軍の撤退がほぼ完了する中、タリバンは12日、同国第2の都市カンダハルと第3の都市ヘラートを制圧していました。
米英両政府は12日、カブールから自国の大使館職員と国民を退避させると発表しました。デンマークやノルウェー、ドイツなども、安全上の懸念から大使館の一時閉鎖や業務縮小を発表しました。
だがアメリカ国防総省のジョン・カービー報道官は記者会見で、「カブールは現在、差し迫った脅威がある環境には置かれていない」と言明しました。一方で、タリバンが「カブールを孤立させようとしている」ことは認めました。
カービー氏は、タリバンの勢いについて大きな懸念を抱いていることを認めつつも、治安維持の責任は今やアフガニスタン軍にあるとのアメリカの立場を強調しました。(AFP通信)

