タリバンの暫定首相となるモハメド・ハッサン・アフンド師=newsncr

アメリカ軍が撤退したアフガニスタンで、権力を掌握した武装勢力タリバンは、暫定政権の閣僚ら30人余りの名前を発表しました。

タリバンは、これまで「包括的な政権を目指す」としてきましたが、暫定政権の主要ポストは、タリバンの幹部で占められています。

タリバンの報道担当の幹部ムジャヒド氏は、7日夜会見し「新たな政権は当面、暫定的なものになる」と強調したうえで、閣僚や高官など30人余りを発表しました。

それによりますと、暫定政権はタリバンの最高指導者アクンザダ師に近い、ハサン・アフンド師が、首相代行として率いるということです。

また第1副首相代行は、タリバンの実質的なナンバー2で、アメリカとの和平交渉にあたった、バラダル師がつとめるということです。

タリバンは、これまで「国内のさまざまな勢力の代表からなる包括的な政権を目指す」と繰り返してきましたが、今回の発表に女性は含まれず、主要なポストはタリバンの幹部で占められました。また、ムジャヒド氏は、発表された閣僚ポストはすべてではなく、今後、追加の閣僚人事があると述べました。

アフガニスタンでは、1996年から2001年まで続いた旧タリバン政権下で、女性や少数民族が抑圧されたことから、国外に退避しようとする人が相次ぎ、国民の間で不安が広がっています。(NHK)