展示の目玉は、100点を超える貴重な資料や写真、実物の遺品を集めた「B戦線への記憶」というコーナーです。「B戦線」と呼ばれていた南部の戦場へ向かった幹部・兵士たちが携えた、あるいは出発前に残していった志願書や日記、手紙、家族写真などを見ることができます。

アメリカのテキサス工科大学から提供された写真や資料も紹介され、抗米救国闘争を多角的に伝える内容となっています。著名な文化人や知識人の資料も並び、青春を祖国に捧げた世代の貢献と犠牲が生き生きと描かれています。B戦線に赴いた元教師のグエン・ティ・イエンさんは、次のように話しています。

(テープ)

「私たちは、かつて青春を国に捧げた世代です。20歳のとき、チュオンソン山脈のルートを歩いてクアンチの戦場へ向かいました。解放後は連絡を取り合うグループをつくり、南北統一の日である4月30日には、毎年顔を合わせて思い出を語り合っています」

展示ではまた、「戦没者遺骨の捜索・収容および身元確認を加速する500日間キャンペーン」の初期の成果も紹介されており、記録・保存業務が戦没者の身元確認や遺族の捜索を支える重要な役割を伝えています。会期中、来場者は電子検索システムを通じて、B戦線に派遣された幹部・兵士の記録を直接検索することもできます。