(写真:AP)

オーストラリアのビショップ外相と、東ティモールのペレイラ国境画定担当副首相は6日、ニューヨークの国連本部で、ティモール海における両国の境界線を画定する条約に調印しました。

ティモール海は、天然ガスなどを産出するガス田があることから、両国が領有権をめぐって長年対立していて、国連海洋法条約に基づいて設立された調停委員会を通じて、話し合いが進められてきました。

その結果、境界線は東ティモールが主張していた両国の中間線におおむね沿う形で画定され、ガス田については両国で共同開発を進めることで合意しました。

国連海洋法条約に基づいて設立された調停委員会が仲介する形で、境界線を画定する条約が締結されるのは、今回が初めてだということです。

調印に立ち会った国連のグテーレス事務総長は「領有権争いを解決するための実行可能な代替案としてほかの国々も調停を検討するきっかけとなることを期待している」と述べ、南シナ海などで領有権争いが続くなか、ほかの地域でも平和的な解決が進むことに期待を示しました。