写真:alhidhayamediaworld

パレスチナ暫定自治区のガザ地区で続く戦闘を巡って、イスラエル政府はエジプトが提案した停戦案を受け入れたのに対し、イスラム原理主義組織ハマスは仲間の釈放などが保証されていないとして拒否する構えをみせ、停戦の実現が危ぶまれています。

イスラエル軍は、パレスチナのガザ地区からロケット弾による攻撃を続けるハマスの拠点などを1週間にわたって空爆し、これまでに一般市民を含む183人が死亡しています。

仲介に乗り出していたエジプト政府は14日、イスラエルとハマスに対し、現地時間15日午前9時(日本時間15日午後3時)から12時間以内にすべての攻撃を停止し、長期的な停戦に向けた協議を行うことを盛り込んだ停戦案を提示しました。

これを受けてイスラエル政府は15日朝、急きょ、安全保障担当の閣僚会議を開き、エジプトの停戦案を受け入れることを決めました。一方、ハマスの報道官は声 明を出し、「停戦案には何の合意も含まれていない」と述べ、イスラエルによるガザ地区の経済封鎖の緩和や拘束された仲間の釈放などが保証されていないとし て拒否する構えをみせています。

ガザ地区からは15日午前9時以降もロケット弾の攻撃が続いていて、これに対し、イスラエル軍は報復の攻撃を行うとしています。エジプト政府は、ハマスへの説得を続けているとみられますが、ハマス側が停戦案を受け入れるかどうかは不透明で、停戦の実現が危ぶまれています。