館内を見学した後、トー・ラム書記長・国家主席夫妻は、UNESCO=国連教育科学文化機関の世界記憶遺産に登録されている「グエン朝木版」から抜粋した刊行物を同図書館に寄贈しました。
グエン朝木版は、木版彫刻としての芸術的価値を持つだけでなく、ベトナムの歴史や人々の知恵、精神を伝える貴重な資料です。
このほか、ベトナムの歴史や文化、国土、人々を紹介する書籍も贈られました。
トー・ラム書記長・国家主席は、文化はベトナムとベルギーの伝統的な協力分野であり、両国民の長期的なつながりを支える重要な基盤だと強調しました。
また、今回寄贈された「グエン朝木版」から抜粋した刊行物が文化の架け橋となり、読者や研究者が、豊かな伝統と独自の文化を持つベトナムへの理解を深めるきっかけになることに期待を示しました。
さらに今後、両国の関係機関が書籍や資料の交換、保存やデジタル化、知識の普及に関する経験共有を進め、互いの文学、歴史、文化を紹介する機会を増やすよう希望しました。
ベルギー王立図書館のサラ・ラメンス館長は、寄贈された刊行物について、ベトナムの長い歴史と文化を伝える大変貴重な贈り物であり、両国を結ぶ意義深い「知の架け橋」だと述べました。
ベルギー王立図書館は、ベルギー国立図書館とも呼ばれ、1837年に設立されました。歴史的に重要なコレクションを数多く所蔵し、ベルギー国内で出版されたすべての書籍のほか、ベルギー人著者が海外で出版した書籍も収蔵・保存しています。
ベルギー最大の図書館で、600万冊を超える資料を所蔵し、書架の総延長は150キロを超えます。
内訳は、書籍400万冊、雑誌2万1500タイトル、地図15万点、写本3万2000点、古版本30万点、画像資料70万点、マイクロフィルム9200点、視聴覚資料5万点です。
