4日午後、ハノイの党中央委員会本部で、ベトナムのトー・ラム党書記長・国家主席は、中央政策・戦略委員会および関係機関との会議を主宰し、「科学技術、イノベーション、デジタル・トランスフォーメーションに基づく国家発展モデル刷新プロジェクト」について協議しました。このプロジェクトは、政治局の意見を求めたうえで、第14期党中央委員会に報告し、新たな決議の策定につなげることを目的としています。
会議での意見交換と討議を踏まえ、トー・ラム書記長・国家主席は総括発言の中で、今回の決議は国の持続的な発展の強化を見据えたものでなければならないと強調しました。また、党綱領で示された基本方針を十分に踏まえつつ、それを創造的に発展させる必要があると述べました。
新たな発展モデルの基本理念については、人間を発展の中心に据え、「発展の目標・原動力・主体である」という考え方を明確にすべきだと指摘しました。
さらに、新たな発展モデルにおける重要な突破口として、科学技術、イノベーション、デジタル・トランスフォーメーション、そしてデータを新たな発展段階の基盤インフラと位置付けるべきだと述べました。そのうえで、インフラ、金融、データ、標準、市場を結び付けるイノベーション・エコシステムを構築し、企業、研究機関、大学が中核的な役割を担う必要があると強調しました。
また、国家が企業とリスクを共有する仕組みの整備、国家データガバナンスに関する包括的な法制度の構築、人工知能(AI)の活用促進、ビジネス環境の大幅な改善、さらには長期的発展を支える金融システム改革を進めるべきだと述べました。
トー・ラム書記長・国家主席はさらに、新たな発展モデルに関する決議は、発展戦略、国家の進歩、社会文明、人間の安全保障を包括的に取り込む内容でなければならないと指摘しました。
そのうえで、この決議は新時代におけるベトナムの中核的な発展理念として、「国家の創造的な自立能力と適応能力の強化」を明確に打ち出す必要があると強調しました。そして、この決議は、ベトナムが自信と主体性、創造性、責任感を持って新たな発展の時代へ進むための道を切り開く枠組みとなるべきだと述べました。
