今回の訪問は、両国関係に新たな弾みをもたらすものと期待されています。
今回の訪問の意義についてVOV=ベトナムの声放送局のインタビューに応じたジム・ニッケル駐ベトナム・カナダ大使は、次のように述べました。
(テープ)
「カナダは、ベトナムの党と国家の最高指導者による今回の歴史的な訪問を大いに期待しています。両国が外交関係を樹立してから50年以上を経て、ベトナム共産党書記長がカナダを訪問するのは今回が初めてです。それだけでも非常に重要な節目だと言えます。両国は1973年に外交関係を樹立し、2017年には包括的パートナーシップを確立し、関係を新たな段階へと引き上げました。以来、非常に実質的で実りある協力を進めてきました。今回の訪問が大きな弾みとなり、両国関係を一段と発展させるものと確信しています」
これまでの二国間協力、特に貿易・投資分野についてニッケル大使は、ベトナムとカナダの経済関係は大きく発展し、二国間の貿易や経済協力はこの5年間で規模が倍増したと述べました。カナダは今後5年間で二国間貿易をさらに倍増させることを目指しており、エネルギー、農業・農産物・食品、科学技術・イノベーション、航空などの分野で協力をさらに深めたいとしています。
一方、ニッケル大使は、投資については両国の潜在力に見合う水準にはまだ達していないとして、次のように述べました。
(テープ)
「カナダは、ホーチミン市とダナンで進められている国際金融センターの整備に特に注目しています。カナダの投資家にとって、ベトナムの幅広い経済活動への重要な入り口となることから、参画の機会を探るため、その進展を注視していきます。また、ベトナムでは、インフラ全般やエネルギーインフラ、農業の転換に関するプロジェクトにも大きな可能性があるとみています。いずれも投資によって大きな進展が期待できる分野です」
ニッケル大使はさらに、ベトナムとカナダは今後、エネルギー、特にクリーンエネルギーやクリーンテクノロジーをはじめ、ICT=情報通信技術、衛星技術、エネルギー転換やデジタル・トランスフォーメーションを支える技術、教育、高度人材の育成などの分野で、協力を一層深めることができるとの見方を示しました。