メキシコとの国境沿いの壁(写真:AFP/TTXVN)

メキシコとの国境沿いの壁の建設をめぐって、トランプ大統領は先月、非常事態を宣言して費用を捻出する方針を示しましたが、アメリカ議会は非常事態宣言を終結させる決議案を下院に続いて14日、上院でも可決しました。

これに対してトランプ大統領は15日、ホワイトハウスで「議会には決議を通す自由があり、私には拒否権を発動する義務がある」と述べ、大統領の就任後、初めてとなる拒否権を発動しました。

トランプ大統領としては来年の大統領選挙を見据え、公約に掲げている壁の建設の実現に向けて強気の姿勢を崩していません。

ただ議会下院だけではなく、与党・共和党が多数派の上院でも大統領の方針にノーを突きつけたにもかかわらず、翌日には拒否権を発動するトランプ大統領の手法に対して、議会からの反発は避けられない見通しで、今後の政権運営に影を落とす可能性もあります。