(写真:AFP/ TTXVN)

トランプ大統領は11日、パリで行われた第1次世界大戦が終結してから100年となる追悼式典に参列しました。

この式典にはプーチン大統領も参列し、トランプ大統領と握手をしたあと親指を立てるようなしぐさを見せました。

両首脳が会うのは、ことし7月にフィンランドで行った首脳会談以降、初めてです。

このあと、2人はフランスのマクロン大統領主催の昼食会に各国の首脳らとともに出席し、近くの席に座り、短時間、言葉を交わしました。

昼食会を終えたプーチン大統領は、「トランプ大統領といい話はできましたか」という記者団の質問に対して、「そうですね」と短く答えました。

また、ロシア大統領府の報道官は「具体的なテーマは提起されなかった」と述べ、トランプ大統領が先月、破棄する考えを示したINF=中距離核ミサイル全廃条約については話題にしなかったことを明らかにしました。

一方、昼食会に先立ち、プーチン大統領はメディアのインタビューに対し、「INF全廃条約を破棄しようとしているのはアメリカであって、ロシアには対話の用意がある」と述べました。

両首脳は、今月下旬に南米のアルゼンチンで開かれるG20サミットにあわせて本格的な会談を行う見通しで、INF全廃条約をめぐってどのような協議が行われるかが焦点となります。

トランプ大統領は追悼式典に参列したあと、パリ郊外にあるアメリカ兵が眠る墓地で演説し、「残忍な戦争だった。われわれは勝利したが、代償は大きかった」と述べ、第1次世界大戦で亡くなった兵士たちに哀悼の意を表しました。

そして、「兵士たちが1世紀前に守ってくれた文明を維持し、命を犠牲にして手に入れた平和を守り続けることが、われわれの義務だ」と悲惨な戦争を繰り返さない決意を示しました。

そのうえで、「フランスでの2日間はすばらしいものだった」と演説を締めくくり、中間選挙後初めてとなる外遊の公式日程を終えました。

トランプ大統領は、前日の10日にも第1次世界大戦で亡くなったアメリカ兵が眠る別の墓地を訪れる予定でしたが、天候不良を理由に急きょ取りやめました。

これに対し、アメリカ政府の元高官からは「アメリカのために亡くなった兵士への敬意をないがしろにするものだ」といった批判の声もあがっています。