トルコの報道官(写真:aa.com.tr)

両国は昨年3月、オランダ政府が国内のトルコ系住民の政治集会に参加を予定したトルコ閣僚の入国を拒否し、関係が悪化していました。

オランダ外務省は声明で「関係正常化の見通しがたたない」としました。トルコ政府は昨年3月以降、オランダ大使の滞在を認めておらず、今回の措置は象徴的な意味合いが強いです。

ロイター通信によりますと、トルコ政府の報道官は5日、「両国の外交関係が断たれることを意味しない」としました。

対立の直接の要因となったオランダ国内の集会は、エルドアン大統領の権限強化を目指すトルコの憲法改正の是非を問う国民投票に関連したもので、同時期に控えたオランダ下院選でも対応が争点になりました。

両国はNATO=北大西洋条約機構の加盟国です。2016年夏のクーデター未遂以降、エルドアン政権の強権化への懸念が欧州諸国で高まっており、トルコはNATO同盟国のドイツとも関係修復の見通しはたっていません。