米トルコ間の緊張緩和に向けた新たな支障が生じる可能性があります。

エルドアン氏はトランプ政権を強く非難し、制裁が世界の秩序を乱すリスクになると指摘しました。「帝国主義的な世界で生きたくはない」と記者団に述べ、「そのような制裁に従うことは絶対にしない」と続けました。

同氏はまた、イラン産天然ガスの輸入が止まればトルコは冬を越すことができなくなるとし、「寒さの中で国民を凍えさせることはできない」とも述べました。

トルコで自宅軟禁に置かれていた米国人牧師が先月解放されて以降、両国政府は関係改善に努めてきました。だがエルドアン氏による今回の批判はその姿勢と対照的な内容となりました。

トランプ氏とエルドアン氏は週末にフランスで開催される第1次世界大戦の終結100周年記念式典で顔を合わせる予定です。両国はシリアをめぐる政策やトルコがロシア製ミサイルシステムを購入したことについても、対立が続いています。

米政権は5日、トルコを含む8カ国についてイラン産原油の禁輸措置の対象外になると表明しています。エルドアン氏は6日の発言でこの件について触れませんでした。原油以外のトルコ・イラン間の貿易は今回の制裁の対象となっています。