(NHK)先月、トルコで起きたクーデター未遂で、トルコ政府はイスラム組織「ギュレン教団」が企てたものだと断定し、指導者ギュレン師が黒幕だとして、滞在先のアメリカに対し引き渡しを求めていました。

これについて、アメリカ国務省のトナー副報道官は23日の会見で、トルコ側からギュレン師の引き渡しについての正式な要求があったと明らかにしました。また、「引き渡しの要求はクーデター未遂とは別の理由になっている」とも述べ、トルコ側からはギュレン師がクーデター未遂に関与した証拠は示されていないことを示唆しました。


(写真;TTXVN)


その一方で、トナー副報道官はトルコ側が主張しているギュレン師の容疑については明らかにしていません。
ギュレン師をめぐっては、トルコが引き渡しを強く求めてきたのに対して、アメリカ政府はルールに従うことが重要だとして応じず、同盟関係にある両国間の難しい問題となっています。
こうしたなか、24日にはアメリカのバイデン副大統領がトルコを訪れ、エルドアン大統領らと会談する予定で、この問題をめぐる議論が1つの焦点となっています。