トルコのエルドアン大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=AFP/TTXVN |
エルドアン氏はウズベキスタンのサマルカンドで開かれたOTS=チュルク諸国機構の首脳会議で「われわれの国にリスクと同時にチャンスをもたらす不安定な時期」にあるとした上で、「加盟国間での協力、連帯、調和を強化するのがこれまで以上に重要だ」との認識を示しました。
エルドアン氏の中央アジア訪問は2か月で3度目です。トルコはロシアがウクライナ侵攻に注力している隙に、ロシアが長らく勢力圏と見なしてきた地域に足場を築こうとしているものとみられています。
OTSは昨年、チュルク評議会が改称したものです。アゼルバイジャンとカザフスタン、キルギス、ウズベキスタンで構成され、トルクメニスタンとハンガリーがオブザーバーとなっています。
1991年のソ連崩壊後、トルコは旧ソ連から独立したチュルク諸国と政治的同盟を結ぼうと試みてきましたが、ロシアの影響力がそれを阻んできました。
仏パリ政治学院で政治学を教えるバイラム・バルジ氏は、旧ソ連諸国とロシアの強い経済的・軍事的結び付きに言及し、「チュルク共同体を創設するというこの夢が始まって以来、ロシアの影響力がその障害となってきた」と指摘しました。
だが、2020年のアルメニアとアゼルバイジャン間の係争地ナゴルノカラバフをめぐる紛争と、今年のロシアによるウクライナ侵攻、ロシアの弱体化が相まって、中央アジアでの影響力強化をもくろむトルコに弾みがついています。
バルジ氏は「ロシアの失敗により他国は足場固めが可能となり、トルコは間接的にその利益を得ている」と指摘しました。(AFP通信)

