また、最大都市イスタンブールの市長選でエルドアン氏は党の敗北を認めたと受け取れる発言をしました。
エルドアン大統領は今回の選挙を「トルコの存続にかかわる」として2カ月にわたり精力的に選挙運動を展開しましたが、景気低迷が逆風となり、AKPはアンカラ市長選に僅差で敗北したもようです。イスタンブール市長選も大接戦となっています。
野党・共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首は「国民は民主主義を選んだ」と述べ、同党の候補がアンカラとイスタンブールの市長ポストをAKPから奪取し、第3の都市イズミールでも市長ポストを守ったと宣言しました。
アンカラ市長選は99.8%の投票箱の開票が行われた時点でCHPの候補が50.9%を獲得し、AKPの候補を3.8%ポイント差でリードします。国営アナドル通信はAKPが同市の一部地区で開票結果に異議を申し立てる方針だと報じました。
地元テレビ局によりますと、イスタンブール市長選は98.8%の投票箱が開票され800万票が集計された時点で、AKP候補のユルドゥルム元首相が4000票の僅差でリードします。同氏は勝利を宣言しましたが、CHPの候補も党のデータでは自身が明らかにリードしていると主張しました。
エルドアン大統領はアンカラで支持者を前に行った演説で、イスタンブール市長選での党の敗北を認めたと受け取れる発言をしましたが、同市の大半の地区はAKPが維持したと強調しました。「市民は市長のポストを明け渡したが、AKPに地区を託した」と述べました。また、必要なら開票結果に異議を申し立てるとの考えを示しました。
大統領は記者団に対し、今後は2023年の国政選挙に向けて経済改革に注力すると表明しました。「自由市場経済のルールに関して妥協することなく経済改革を実行する長い期間がこの先ある」と述べました。
