TPPから離脱したアメリカを除く協定参加11か国がオーストラリアのシドニーで開いていた首席交渉官らによる高級事務レベル会合は、30日、終了しました。参加国は、ことし11月にベトナムで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議での大筋合意を目指しています。

会合では、アメリカの主張に沿う形で盛り込まれた医薬品の開発データの保護期間などアメリカが離脱した今、各国が凍結を求める項目について議論を行い、今後、凍結する項目の絞り込みを進めて来月後半に日本で会合を開くことを決めました。11か国は、すべての国が同意した項目については凍結し、アメリカがTPPに復帰すれば凍結を解除する方針です。

会合のあと、日本の梅本首席交渉官は、「今後の課題は、みんなが合意できる、必要最小限の凍結項目を見いだすことだ。次の会合を日本でやることで一歩でも目的に近づくためにより効果的な議事運営ができるのではないかと思う」と述べ、ことし11月の大筋合意を目指し、議論を主導していく考えを示しました。