(NHK)TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉妥結に向け、日本とアメリカの事務レベルの協議が27日からワシントンで再開され、アメリカ側が関税撤廃を強く求めてきた牛肉や豚肉などの取り扱いを中心に妥協点を見いだすための調整が行われます。

日米両政府は今月中旬に事務レベルで協議を行ったのに続き、27日から2日間の日程で協議を再開し、日本側から大江首席交渉官代理が、アメリカ側から通商代表部のカトラー次席代表代行が出席しています。

今回の協議に先立って、安倍総理大臣とオバマ大統領は、核セキュリティーサミットが開かれたオランダで25日、日米首脳会談を行い、TPPの交渉妥結に向け て双方が事務当局に対して協議の加速を指示することで一致しました。今回の2国間協議では、日米間で意見の隔たりがなお大きい農産物の関税の取り扱いが引 き続き主要議題で、とりわけアメリカ側が関税撤廃を強く求めてきた牛肉や豚肉の関税の取り扱いを中心に妥協点を見いだすための調整が行われます。

日米両政府は、来月下旬に予定されているオバマ大統領の日本訪問に向け協議を前進させたい考えで、来週には農産物と同様に交渉が難航している自動車分野の関税や市場開放を巡る協議も行うことにしています。