(NHK)ウクライナ東部では、政府軍と親ロシア派の双方が停戦合意に従って重火器の撤去を行っていると主張していますが、停戦を監視するOSCEは、撤去場所などの情報提供が十分ではないとして双方に協力を求めています。

ウクライナ東部では、先月15日に発効した停戦合意に従って政府軍と親ロシア派が停戦ラインから重火器を撤去することになっていて、双方が撤去作業を行っていると主張しています。

こうしたなか、停戦監視を行うOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構のウクライナにある事務所の報道官は28日、NHKの電話での取材に対し、「双方が戦闘地域にある重火器を移動させていることは確認している」と述べました。

ただ、「どの重火器をどこに撤去するかといった情報は、政府側からも親ロシア派側からも十分に提供されていない」と述べ、停戦合意を徹底させるうえでもこうした情報が必要だとして、双方に協力を求めていることを明らかにしました。

一方、ウクライナの国家安全保障・国防会議の報道官は28日、記者会見を行い、27日から28日にかけて政府軍の死者はいなかったものの、中心都市ドネツクの付近で衝突が起きたほか、ロシアから国境を越えて兵士や武器が入っているとして警戒を続ける姿勢を示しました。