ウクライナ海軍は10日、民間の船舶が黒海に面した南部の港に出入りする臨時航路を新たに設けたと声明で発表しました。「オデーサなど3つの港にとどまる民間の船舶の出港のために利用される」としていて、ロイター通信は「船にカメラを設置して映像を公開するなど透明性を高め、あくまで人道目的であることを示す」という海軍報道官の話を伝えています。
ウクライナ海軍は声明で、「農産物を積んだ船が最後にオデーサを出たのは先月16日だ」として、その後のロシアによる港湾インフラなどへの攻撃を非難する一方、「ロシアからの軍事的な脅威や機雷の危険は残っている」としていて、今後、ロシアがどのような対応を示すかが焦点です。
一方、ロシア国防省は10日、ウクライナ東部ハルキウ州のクピヤンシクで部隊が前進していると主張しました。クピヤンシクは去年9月にウクライナが奪還しましたが、このところロシア軍が激しい攻撃を繰り返しているとみられ、州知事はSNSで被害の拡大に懸念を示し、600人の子どもを含む周辺住民1万1000人以上を避難させる方針を明らかにしました。
(NHK)
