(写真:ロイター)
ロシアがウクライナとの国境周辺に大規模な軍の部隊を展開し、緊張が続いているウクライナ情勢をめぐって、アメリカとロシアは今月10日、スイスのジュネーブで高官協議を行います。

これを前にバイデン政権の高官は8日、記者団に対し、ロシアがNATO=北大西洋条約機構にこれ以上、東に拡大しないよう要求していることについて「合意はありえない」とくぎを刺すとともに、アメリカ軍の部隊や兵器をロシアにとって脅威となる地域に展開しないようロシアが求めていることについても「交渉するつもりはない」と述べました。

その一方で、ウクライナへのミサイル配備や、周辺地域での軍事演習の規模などをめぐっては、双方に利益がある形であれば議論する余地があると強調し、協議の焦点になるとの認識を示しました。

ただ、この高官は「協議のさなかにも、ロシアメディアがうその情報を伝え始めることが十分に考えられる」と述べ、ロシアが協議を利用して、軍の部隊を展開させるなどしているみずからの立場の正当性を主張することに強い警戒感を示しました。(NHK)