
ドネツィクにある軍隊施設を見学するウクライナ大統領(写真: ロイター)
ウクライナ東部を巡っては、ことし2月、ウクライナ政府と親ロシア派が停戦に合意しましたが、重火器の撤収も確認されておらず、今も散発的な戦闘が続いています。
ウクライナ政府と親ロシア派の代表らは6日、政治的な解決を目指して、隣国のベラルーシで協議を行いました。協議の内容は明らかにされていませんが、仲介役 のOSCE=欧州安全保障協力機構の代表は、「建設的だった。戦場ではなく、交渉で解決するための土台が築かれた」と述べて評価しました。また、双 方が安全保障や社会問題など、具体的な課題ごとに作業グループを設け協議を続けることで一致したということです。
しかし、そうしたなかでも、5日から6日にかけて軍用車両が爆破されるなどして兵士5人が死亡したと政府軍が主張する一方、親ロシア派も「55回の停戦合意違反があった」と訴えるなど、非難の応酬が続いています。
さらに、ロシアでナチス・ドイツに対する戦勝70年の記念式典が行われる今月9日に合わせて、相手から攻撃が行われるのではないかと、政府軍と親ロシア派の双方が不信感を高めており、和平の実現に向かうかは依然、不透明な状況です。
