(写真:Itar-Tass)

ウクライナのヤツェニュク首相は24日、最高会議(国会)で辞任を表明しました。親ロシアのヤヌコビッチ前大統領を追放した2月の政変直後に発足した連立与党から、政党が離脱し過半数を割り込んだためです。5月に当選した親欧米のポロシェンコ大統領は前政権下で選出された最高会議の一新を主張しており、繰り上げ選挙が10月末にも実施される見通しが強まっています。

政変を主導した親欧米の3政党を中心に構成していた連立与党から、ボクシング元世界王者のクリチコ・キエフ市長率いる「ウダル」と極右「自由」が24日に離脱を表明し、過半数を割り込みました。30日以内に新たな連立与党ができなければ大統領は最高会議を解散できることになります。連立の組み替えは困難とみられ、解散・繰り上げ選挙となる可能性が高いです。

ヤツェニュク氏はティモシェンコ元首相率いる政党「祖国」幹部で、2月の政変を主導しました。ヤツェニュク氏辞任に伴い、グロイスマン副首相が首相代行に任命されました。