WHOヨーロッパ地域事務局のハンス・ヘンリ・クルーゲ局長は、アフリカの一部の国々でエボラ出血熱の流行が複雑な状況にあるものの、現時点で北米やヨーロッパでは感染例は確認されていないと明らかにしました。

クルーゲ氏は、WHOとしてエボラ出血熱に関連した渡航制限の導入は勧告していないと述べました。ただし、同機関は、必要不可欠な場合を除き、流行が発生している地域への渡航を控えるよう呼びかけています。

WHOはまた、医療面での注意喚起に加え、エボラ出血熱の患者や、流行国から来た人々に対する偏見を避けるよう国際社会に呼びかけました。クルーゲ氏は、エボラ出血熱の拡大は国籍や民族とは関係がないと強調しました。

ここ数週間、エボラ出血熱は2026年ワールドカップをめぐって関心を集める問題の一つとなっています。アメリカ政府は、流行地域からの入国者に対して追加の健康管理措置を実施するとともに、国境を越えた感染拡大のリスクを防ぐため、各国に監視体制の強化を呼びかけています。