(写真:AFP/TTXVN)

WHO=世界保健機関の年次執行理事会は30日、新型コロナウイルス感染症のように事務局長が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)を宣言した際にWHOとしてすばやく対応できるようにするための常設委員会設置について、理事34人の全員一致で承認しました。

新型コロナで緊急宣言が出た際、WHOの加盟国や組織にただちに協議する場がなかったとの反省をもとに、オーストリアが決議を提案し、アメリカとEU=欧州連合とイギリスと日本が共同提案者になりました。

WHOはコロナ流行への対処を巡り、特に初期対応が遅かったたことでウイルス検知が遅れ、大流行を許したと批判されています。専門家からは、各政府やWHOがサル痘のような他の感染症で二の舞をしてはならないとの指摘が出ています。

新たな常設委員会はWHOに指摘されるこうした欠陥を克服する試みです。WHOの公式会議は何カ月かごとに開催されますが、新委員会は緊急事態が宣言されればただちに開かれ、感染拡大抑制のための追加資金や公衆衛生措置、必要な推奨事項を呼びかけるということです。(ロイター)