世界保健機関(WHO)は8月14日、現在のエボラ出血熱の流行がかつてない速さで広がっており、コンゴ民主共和国の6つ目の州にまで拡大したと警告しました。今回の流行規模は、2014年から2016年にかけて西アフリカで起きた歴史的な保健危機を上回るおそれがあるとしています。

こうした複雑な状況を受け、ワクチン研究の取り組みが加速されています。初めて、ブンディブギョ型ウイルスに特化して設計された2種類のワクチンが、人を対象とする第1相安全性試験に入りました。

また、ザイール型ウイルスに対するワクチンの動物実験でも、交差防御の可能性を示す有望な結果が出ています。

これを踏まえ、WHOは、実際の予防効果を正確に評価し、早期の広範な使用につなげるため、ワクチンを人を対象とする第3相臨床試験に速やかに進めるよう勧告しました。

さらに、WHOが支援する臨床試験「PARTNERS」では、参加患者が100人に達するという重要な節目を迎えました。