確認された感染者のうち9人は、「アンデス型」と呼ばれる変異型に感染していることが判明しています。この型は、まれではあるものの、人から人へ感染する可能性が確認されているハンタウイルスです。

また、スペイン保健省は5月12日、船から避難したスペイン人乗客1人について、新たに陽性が確認されたと発表しました。

WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、各国および国際機関の連携した対応により、過去1週間で感染者数は急増していないと説明しました。

一方で、ハンタウイルスの潜伏期間は感染後1週間から8週間と比較的長いため、今後状況が変化する可能性もあると警告しています。現時点では、大規模な感染拡大を示す兆候は確認されていないということです。

MVホンディウスは、スペインのテネリフェ島で全乗客と大半の乗組員の避難を終えた後、現在は消毒と全面的な清掃のためオランダへ向かっています。

運航会社のオーシャンワイド・エクスペディションズによりますと、計87人の乗客と35人の乗組員が厳重な管理体制のもとで下船しました。

また、オランダでは、ラドバウド大学医療センターの医療スタッフ12人が、MVホンディウスから搬送された感染患者の検体を適切な手順で扱わなかったとして、予防的措置として6週間の隔離対象となっています。