香港では、16日も一部の地下鉄で一時、運行が停止されたほか、香港島と九龍半島を結ぶ幹線道路には、障害物が放置されて通行できないままになっていて、道路沿いにある大学の前に築かれたバリケードの周辺で黒い服を着た若者十数人が周囲を警戒していました。

ただ、15日まで各地で連日見られた警察と若者らとの衝突は16日になって大幅に減り、交通網も回復に向かっています。

昼すぎには、香港に駐留する人民解放軍の一部が、そろいのTシャツと半ズボン姿で、メディアの前で、付近の道路を塞ぐがれきの撤去を手伝う一幕もありました。

市民の1人は、「若者たちの行動によって道路が塞がれても、移動に遅れが出るくらいで大きな影響はない。政府が私たちの要求に応じていないことのほうが問題だ」と話していました。

香港政府は、市民の掲げる民主化などの要求を受け入れない姿勢を崩しておらず、SNS上には16日も、17日以降の抗議活動や集会の呼びかけが相次いでいて、混乱が収束に向かうかは依然見通せない状況です。(NHK)