(写真:AFP/TTXVN)

中国本土への容疑者移送を可能とする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回や、行政長官の辞任などを求めました。香港警察は2日未明、催涙ガスを使って周辺に居座っていたデモ隊を強制排除しました。

警官隊が隊列を組んでデモ隊に近づき、立法会周辺の幹線道路から排除しました。デモ隊が作ったバリケードも解体しました。一部の若者は物を投げるなど抵抗しました。

警官隊とデモ隊の大規模な衝突は6月12日以来です。条例改正をめぐる抗議活動が平和的なデモから議会占拠という過激な行為に発展したことで、事態の収束はいっそう見通せなくなりました。

一部の若者らは1日朝に国旗掲揚式典を妨害しようとして警官隊と衝突しました。民主派団体のデモ行進が始まる前に立法会のガラス扉や鉄柵を次々と破壊し、午後9時ごろに侵入しました。スプレーで柱や壁に「香港は中国ではない」などと書き、扉やエレベーターを壊しました。

香港政府は1日夜に声明を出し「暴力行為はただちに停止すべきです。警察は公共の秩序と安全を守るために適切な措置をとる」と警告しました。香港警察はデモ隊に立法会の建物と周辺からすぐに退去するよう求めたうえで、強制排除に乗り出しました。

条例改正をめぐっては6月12日にデモ隊と警官隊が衝突して多数の負傷者が出ました。香港政府トップの林鄭月娥行政長官は改正案が廃案になる事実を受け入れると表明したが撤回を明言せず、若者らの反発が強まっていました。デモ隊は警察の暴力行為を調査する独立した委員会の設置や、デモ隊を暴動とした政府見解の取り消しも求めています。