(写真:VGP)

これを受け、アメリカ国務省は28日、中国への渡航に関する警戒レベルを1段階引き上げ、渡航の再検討を勧告する「レベル3」としました。湖北省への渡航については先週の時点で「レベル4」に引き上げ、渡航しないよう勧告していました。アメリカ国務省はさらに、不要不急の職員とその家族全員に対して湖北省からの退避を指示しました。

同日、カナダ政府は、武漢市を含む湖北省への渡航中止を国民に勧告しました。これに先立ち、カナダ東部オンタリオ州の保健当局は、新型コロナウイルスの感染が疑われていた同州の50代男性について、感染が正式に確認されたと明らかにしました。カナダで確認された初の感染者となりました。

ドイツ当局も、国内発の感染者を確認したと発表しました。バイエルン州の保健当局が27日遅くにウェブサイトに掲載した文書によりますと、ミュンヘンの南西30キロにあるシュタルンベルクに住む男性が陽性であることが確認されました。容体は良好で、隔離された状態にあるということです。年齢や国籍は公表していません。

一方、茂木敏充外相は28日、武漢市に滞在中の日本人を帰国させるため、同日夜にチャーター機1機を派遣すると明らかにしました。チャーター機には武漢市に滞在中の日本人650人のうち、帰国を希望するおよそ200人が搭乗する予定だということです。

他方、ベトナムの格安航空会社ベトジェットエアは、ベトナム当局の許可を受ければ、武漢市に滞在中のベトナム人を帰国させるため、チャーター機を派遣する用意があると明らかにしました。なお、ベトナムで確認された2人の中国人感染者のうち、一人は陰性の検査結果になりました。