中国の習近平国家主席は18日、改革開放政策が始まり40周年を記念する式典で演説し、「透明で差別のない多国間貿易体制を支持する」と表明しました。米中の貿易協議に関する具体的な言及はありませんでしたが、協調的な外交を進めると主張し、自国第一主義を掲げるアメリカのトランプ政権と一線を画しました。国民には共産党の指導に従うよう呼び掛け、統制色の強い政権運営を続ける態度を改めて示しました。

習氏は外交政策について「覇権主義と強権政治に反対する」と語り、名指しを避けながらも貿易摩擦で対立する米国を批判しました。習氏は「わが国は国際秩序の擁護者だ」とした上で、「中国の発展はいかなる国に対しても脅威にならない」と話しました。
習氏は、世界全体に占める中国の国内総生産(GDP)が、40年前の1.8%から15.2%を占めるようになったと指摘し、「先進国が数百年で成し遂げた工業化を数十年で達成した」と成果を誇示しました。また、過去40年で7億4000万人の貧困人口を減らした実績などを強調し、共産党による統治の正当性を訴えました。