2週間余りにわたって開かれた中国の全人代は、20日午前、経済成長の速さよりも成長の質を重視するとして、ことしの経済成長率の目標を去年と同じ6.5%前後に据え置くなどとした政府活動報告を承認し、閉会しました。

閉会にあたって、全人代で向こう5年間の2期目に再選された習近平国家主席が演説を行い、中国は数千年の歴史の中で多くの偉大な文化を生み出してきたなどとしたうえで、「13億を超える中国の人民が偉大な夢を追う精神を発揮し続ければ、中華民族の偉大な復興を必ず実現できる」などと述べ、「偉大」という言葉を繰り返し使って国民を鼓舞しました。

そして、中国の発展はチャンスと同時に空前の困難と課題にも直面していると指摘したうえで、「われわれの目標は、今世紀の中ごろまでに中国を、豊かで強く、民主的で文化的な、調和のとれた、美しい社会主義現代化強国に作り上げることだ」と述べて、国民に団結を呼びかけました。


今回の全人代では、憲法が改正され、2期10年としていた国家主席の任期の制限が撤廃されたほか、習主席が信頼を置く王岐山氏を副主席に起用するなど要職の人事が刷新され、圧倒的な権力を掌握し、無期限に主席にとどまることが可能な習主席の2期目の新体制が本格的にスタートしました