おととしの大統領選挙で、トランプ陣営の外交アドバイザーを務めたジョージ・パパドプロス被告は、民主党のクリントン候補に不利になる情報を持っていたロシア側の関係者との面会の時期や会話の内容について、FBIに虚偽の証言をした罪に問われていました。
パパドプロス被告は捜査当局との司法取引に応じて罪を認めましたが、検察側は虚偽の証言によって、ロシア側の関係者への捜査が困難になったなどとして、禁錮6か月以下が相当との意見書を裁判所に提出していました。
首都ワシントンの連邦地方裁判所は7日、「被告は深く反省している」として、禁錮14日の判決を言い渡しました。
判決に先立ちトランプ大統領は7日、記者団に対し「パパドプロスのことは知らない」と述べ、陣営でもほとんど役割を与えられていなかったと主張していました。
ロシア疑惑をめぐっては、選挙対策本部の元幹部のマナフォート被告が先月、詐欺などの罪で有罪評決を言い渡されたばかりで、トランプ陣営の関係者が相次いで有罪となり、大統領にとって痛手となっています。
一方で、トランプ大統領の側近だったフリン前大統領補佐官がFBI=連邦捜査局に対して虚偽の説明をしたとして訴追されたことに触れ、「偽証罪のわなにははまりたくない」と述べ、事情聴取の内容の矛盾を突かれるなどして罪に問われることに警戒感を示しました。
そのうえで、トランプ大統領は「共謀も司法妨害もない」と述べ、トランプ陣営とロシアの共謀や捜査当局に対する司法妨害について改めて否定しており、事情聴取に条件次第で応じる考えを示すことで身の潔白を強調する狙いがあるものとみられます。
