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カンボジアではフン・セン政権が30年以上にわたって実権を握っていますが、去年行われた地方議会の選挙では政権交代を訴えた最大野党・救国党が半数近くの議席を獲得するなど、躍進しました。
しかし、その後、救国党の党首が政権転覆を謀ったなどとして国家反逆の罪で逮捕・訴追されたほか、11月には政党そのものも裁判所に解党を命じられ、所属していた議員も議席を失うなど、フン・セン政権は強権的な姿勢を強めています。
こうした中、25日行われた議会上院の選挙では暫定の結果で、国王などが指名する4つの議席を除いた58議席すべてを与党が獲得しました。上院議員は下院議員と地方議会議員の投票で選ばれますが、最大野党の救国党が解党されたあとは、地方議会はほとんどの議席を与党議員が占める形となっていました。
カンボジアではことし7月に議会下院の選挙が行われますが、アメリカなどは、選挙は正当なものにならないとフン・セン政権に対する批判を強めており、最大野党が不在となった状態で選挙が公正に行われるのか、懸念が高まっています。

