写真: belfasttelegraph.co.uk

イギリスは、おととしの国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決め、来年3月の離脱に向け、EUと今後の経済関係などについて交渉を進めています。しかし、離脱まで半年を切った今も合意の見通しは立たず、国民の間に将来への不安が広がっています。

こうした中、EUへの残留を訴える人たちが20日、ロンドンの中心部に集まり2回目の国民投票を求める大規模なデモを行いました。地元メディアはデモには数十万人が集まったと伝えていて、EUの旗とともに「思いとどまるのは今からでも遅くはない」などと書かれたプラカードを掲げた人たちが、離脱の前にもう一度国民の意見を聞くべきだと訴えていました。

参加した人は「EUとの交渉は完全に混乱している。このまま合意なき離脱になれば大惨事だ」、「2年前の国民投票で離脱を選んだ人も今の状況を受け意見を変えられるようにするべきだ」などと話していました。

メイ首相は2年前の民意は覆せないとして2度目の国民投票は行わない方針です。メイ首相に対してはEUとは妥協せずに離脱すべきと主張する立場の人からも圧力が強まっていて、イギリスの世論の分断もEUとの離脱交渉を難しくする要因になっています。