EUのミシェル大統領(写真:THX/TTXVN)
ジョンソン英首相は28日、EUのミシェル大統領と電話会談しました。両首脳は来年以降も新型コロナウイルス対策や気候変動対策など「共通の優先課題で協力していく」ことで一致しました。
イギリスは1月末の離脱後もEUの高度な自由貿易圏を形成する「関税同盟」と「単一市場」にとどまってきたが、年末で脱退。その後は今月24日にまとまった自由貿易協定(FTA)が英EU関係の基礎となります。英欧FTAは「貿易連携協定(TCA)」と命名されました。
上下両院はTCAの実施法案に関する審議・採決を30日に予定。定数650の下院では首相率いる与党保守党が過半数の364議席を占める上、最大野党労働党(200議席)のスターマー党首もTCAに「賛成する」と表明し、法案通過は確実とみられています。
一方、野党第2党スコットランド民族党(SNP)はTCAに反対する方針です。16年の国民投票で62%が「EU残留」を支持した北部スコットランドでは、離脱を機に英国からの独立を目指す機運が高まっています。
スタージョンSNP党首は、ジョンソン氏が選択したのは経済や雇用に悪影響を与える「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)だ」と主張。「スコットランドの大勢の人々の願いに反した無謀な行為だ」と非難しています。