ジョンソン首相は、来月末に離脱を実現するために党内の結束を訴える見通しですが、開会中の議会では、野党側が内閣不信任案を提出する動きも取り沙汰されていて、政局が流動化することも予想されます。

イギリス与党・保守党の党大会は29日、中部マンチェスターで始まりました。

ジョンソン首相が乗った車が会場に到着すると、「首相はうそつきだ」などと抗議する声が上がっていました。

初日は、ラーブ外相が「首相の指導力の下で歴史的なチャンスをつかみ、世界とつながろう」と演説し、来月末に離脱を実現する考えを示しました。

ジョンソン首相は、党大会を前にした公共放送BBCのインタビューで、「困難な時であっても、党と国を率いていくのが私の責任だ」と述べ、EUとの間で離脱をめぐり、合意できなかった場合でも辞任する考えはないことを強調しました。

ジョンソン首相は、党大会最終日の来月2日に演説し、離脱に向けて党の結束を呼びかける見通しです。

党大会の会期中も開会しているイギリス議会では、与党側と、合意なき離脱を回避するため、期限の延期を求める野党側との間で激しい攻防が続き、内閣不信任案を提出する動きも取り沙汰されていることから、政局が流動化することも予想されます。