(日経)英国のキャメロン首相とドイツのメルケル首相は7日、ロンドンで首脳会談後に共同会見し、パリで起きた銃撃事件を強く非難しました。メルケル氏は「一国ではこの問題に適切に対応することはできない」と述べ、主要国が協力して捜査に当たる必要があると強調しました。
メルケル氏は「我々が共有するあらゆる価値に対する野蛮な攻撃だ」と批判しました。キャメロン氏も「報道と表現の自由を決してあきらめてはならない」と述べました。
キャメロン氏は首脳会談中に、メルケル氏とともに、英国のM15=情報局保安部とM16=同局秘密情報部から事件の最新情勢についての説明を受けました。
キャメロン氏は8日、警察トップや主要閣僚を集めた緊急会合を開き、「国内の過激思想の広まりへの対策や、捜査機関の体制強化が引き続き重要になる」と指摘しました。
首脳会談では、移民の取り扱いやEU=欧州連合の改革についても話し合ったとみられます。キャメロン氏は一部の移民による社会福祉の乱用を問題視し、メル ケル氏に協力を求めました。メルケル氏は英国内でEU離脱の議論が高まっていることを巡り「英国には強く成功した欧州のなかにいてほしい」と述べました。
