◇交渉失敗
懸案をめぐる双方の溝を踏まえると、歩み寄りが実現せずに期限を迎える可能性があります。そうなれば交渉は失敗です。英EUは年明けに予想される物流の混乱などを最小限に食い止める対策にそれぞれ取り組むことになります。ただ、交渉を完全に打ち切るか、それとも年内合意へわずかな望みを託して扉を開けておくかは分かりません。
◇合意成立
英国と地続きで国境を接し、離脱の影響が最も深刻なEU加盟国アイルランドのコーブニー外相によると、英EUの合意案は既に「97%か98%」程度まとまっています。対立が続く懸案は全体の2~3%にすぎません。時間は少ないが、ぎりぎりで妥結にこぎ着ける希望は残されています。
◇協議継続
妥結できなくても、合意に向けて大きな前進さえあれば、交渉は続くとみられます。13日は「交渉の今後について決断する」(英報道官)期限だからです。もっとも、合意案の議会承認に要する時間を勘案すると、交渉の延長日数はわずかです。新たな動きがない状況での延長は難しそうです。
【ロンドン時事】
