イギリスのウォレス国防相=AFP/TTXVN

イギリス紙タイムズ電子版は15日、ウォレス国防相が9月に見込まれる内閣改造の際、国防相を退任する意向だと報じました。すぐに議員辞職はしませんが、2025年1月までに実施される次期総選挙に出馬せず、政界を引退します。ウォレス氏が同紙とのインタビューで明らかにしました。

陸軍出身のウォレス氏は2019年7月に国防相に就任し、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援に尽力してきました。スナク政権はウクライナ支援を進める方針で、ウォレス氏の退任後もイギリスの対ロ政策に大きな影響はないとみられます。

ウォレス氏はNATO=北大西洋条約機構の次期事務総長の有力候補とされていましたが、NATOは今月4日、ストルテンベルグ事務総長による24年10月までの続投で合意しました。ウォレス氏はインタビューで、自身がアメリカの支持を得られなかったことに触れ「なぜ最も緊密な同盟国の候補者を支持しないのか」と不満を示しました。

6月16日にスナク首相に退任の意向を伝えたとされ、事務総長人事が背景にある可能性もあります。(共同通信)