双方は、相手が譲歩しなければ交渉に大きな打撃となるリスクがあると警告しました。

新型コロナウイルス流行を受けたロックダウン(都市封鎖)措置の緩和が世界各国で始まりつつある中で、交渉失敗は国際貿易に大きな影響を与えますが、これまでのところ協議は進んでいません。

英国の交渉担当責任者デービッド・フロスト氏は協議終了後、「残る最重要課題の合意に向けた進展はほとんどなかった」と述べました。

主な争点は公正な競争を実現するための規制で、EU側は英国が基準を緩めないようにするため必要としていますが、英側はEUの法律に拘束されるとして拒否しています。

フロスト氏は、英側がこの規制で合意しないとEUが認識すれば協議は進展するとし、6月1日からの次回協議までにEU側の方針変更を求めました。

これに対し、EUのバルニエ首席交渉官は協議に「非常に失望した」とし、漁業と公平な競争条件に関するバランスの取れた合意がなければ、合意はあり得ないだろうと強調しました。合意をまとめる決意でしたが、楽観的ではないと述べました。