イギリスのクレバリー外相(左)と欧州委員会のシェフチョビッチ副委員長=Getty Images/TTXVN |
非公表の情報だとして匿名を条件に語った関係者によりますと、イギリスのクレバリー外相とEU側の首席交渉官を務める欧州委員会のシェフチョビッチ副委員長(機関間関係・先見性担当)が16日に会談し、それを受けて深く掘り下げた本格的な交渉へと移行することを目指しています。
クレバリー氏とシェフチョビッチ氏は今週、イギリス本土からイギリス領北アイルランドへと向かう物資をリアルタイムで追跡するイギリスのデータベースをEUが利用することで合意したと発表していました。これはイギリスのEU離脱以来続いている通商規則を巡る争いに初めて進展があったことを示すもので、農業・食品に関する検査や国家補助、付加価値税(VAT)などより複雑な問題の交渉に道を開きます。
未解決の別の問題には、北アイルランド議定書(プロトコル)の管理を巡る不一致などもあります。イギリスはEU離脱に関連する同地域の問題解決でEU司法裁判所の管轄権を全く認めない姿勢ですが、EUにとって司法管轄権は依然として譲れない一線です。
両者は1998年に北アイルランド紛争を巡る和平合意が結ばれた4月の記念日を前に、来月末までに問題解決の合意に達したい考えだと、ブルームバーグはこれまでに報じました。(Bloomberg.co.jp)

